でもお前今まで作ったものの8割がToDoアプリじゃん?


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今日も今日とてインターネットは人々がやりあっているようで面白いけれど,最近のフロントエンドは面白くないので,今日はインターネットの人々とToDoアプリについて書こうと思う.

インターネットをやっていると,サンプルアプリそのままみたいなやつか何のためにやったのかわからないForkしかないGitHubと,Twitterのbioと変わらないぐらいの情報量しか載せるものがないけれどただひたすら我が物顔で情報設計について語っている情報設計おじさんや,取り敢えず何かしらの技術が出るたびに,先人が既にやっていてはてなブログなりQiitaなどに溢れかえってしまっているGetting Startedに書いてあるサンプルの「ToDoアプリ」を写経したブログを書いて完成したらまた新しいGetting StartedをはじめてToDoアプリを作り出すToDoを追加するToDoアプリ職人をよく見かける.

プログラム系の技術なんて大抵は開発者がモノ作ってて不便に感じたところが解消されてるんだから,モノ作らないやつがモノ作るやつの思考を十分に理解できるなんて幻想を抱いていてはいけないと思うわけだけれど,中国四千年の歴史が裏付けるごとく,人類は分かり合えないので,多分彼らには彼らの正義があるんだろうとは思うので,それ自体を否定するつもりはあまりなかったりする.

しかしながら,ToDoアプリを作り続けたり,Twitterで延々と情報設計について語るだけでは,実際にモノを作ってこそ見えてくるその技術の難しさや良さは見えてこず,作っていない状態で語り続けるのは滑稽なだけだととは常々思っている.

そこで,2016年のアドベントカレンダーもはじまって,「なんか書く」で登録して焦っているエンジニアは,これを機にちゃんとしたもしくはちゃんとしていないものを作ってみてほしい.

Web系,特にフロントエンドは最近面白くないと思ってしまうぐらいには何もないので,「学習コストの割に技術が消えてしまう……」とか「どうせすぐ新しいが出てるんでしょ」みたいなことを考えなくて良いので,今まともに使われているものならある程度人権のある情報設計と技術の息の長さがあなたを待っているはずだ.

脳内の仮想的と戦ったり,ある程度ドキュメントを書いたがわによってストーリーができあがってしまっているToDoアプリを写経するよりは,圧倒的に実地に近く,かつ考えることが多くて,良い学びの機会になると思う.

先日Twitterに流れてきた「クソサイト開発バトル」は,紹介されているものだけでも,文字通りクソサイトしかない渋谷駅ハチ公口のトイレみたいな催しだけれど,意外とこういった催しから,色々な学びが生まれたりすることもあるので,個人的には物凄く良い企画だと思う.

なので,普段実際に色々作ってみるというところまで中々いかないエンジニアたちは,この機会に一度何か開発して見ることを提案したい.それはきっと,あなた自身の学びにも大きく貢献すると思う.

 

最後に

Twitterのフォローバックの基準に困るのでいい加減やいのやいの言ってないでなんか作ってほしいという気持ちもある